- 
2023.01.30子ども部屋は巣立った後の使い方まで考えておきましょう卒業式を終え、進学や就職のために実家を離れた方は、 新しい生活環境に慣れようと頑張っている頃でしょう  【写真家 /繁田 諭】 愛知県名古屋市で自然素材の家づくりをしている地域密着工務店 
 ナンバー1バルボア・スタジオの中尾です。寮に入った方は関係者からのサポートがありますが、 アパート等で一人暮らしを始めた方は、 自由を満喫できる反面、全てが自分次第なので大変です。 知人のお子さんたちの様子を聞くと、 その苦労を楽しんでいるお子さんもいれば、 すでに心が折れそうになっているお子さんもいるとか。 一方、お子さんが巣立った後、 やっと子育てが終わったと喜んでいる方もいれば、 空っぽになった子ども部屋を見ると泣けてくる方もいるようです…。 ■期間限定 結婚後も実家で両親と同居して子ども部屋を使い続ける方は、 かなりの少数派ではないでしょうか。 多くの方は、進学や就職、結婚を機に親元を離れます。 そのため、子ども部屋を使う期間は限られています。 そこで重要になるのが、 部屋の主がいなくなった後の使い方です。 ■巣立ち後の使用例 ・リモートワークがメインになったので、仕事部屋として活用中。 ・日当たりが良いので室内干しと水耕栽培に。雨や花粉、虫の悩み解消。 ・来客や帰省した子どもが使えるよう、予備の部屋として整えた。 ・夫婦の寝室を分けた。ベッドを置けるようになったので膝や腰が楽。 ・壁を除去して二つの子ども部屋を一つにした。趣味を楽しんでいる。 ・寝室の家具や荷物を移動した。寝室が広くなって快適。 ■子どもの荷物 進学や就職で巣立つ時、まずは必要な荷物だけを持っていきます。 子ども部屋に残された荷物が多いほど、再活用が難しくなります。 それを防ぐため、子どもがいるうちに、 処分するものと残しておくものに 分類させておきましょう。 そして、帰省の度に分類を繰り返し、 残したいけど持っていけないものだけに絞り込んでいきましょう。 減らしきれないために部屋を活用できない場合、 本人負担でトランクルームなどに 預けると良いでしょう。 ■就職後も実家暮らしを求められたら 「職場に近い」「収入が少ない」などの理由で、 子どもに就職後も実家暮らしを希望された時は、 家賃を請求した方が良いでしょう。 なぜなら、立ち位置は子どもでも、既に経済力のある成人です。 なのに、未成年の頃と同じ待遇をすると、 精神的にも経済的にも親に依存する恐れがあります。 親は、住宅ローンを払いながら老後の資金を貯めている最中です。 それに、成人後は、生活サイクルや人間関係など、 子どもが未成年だった頃とは違うストレスが待っています。 そういえば、一人の大人として 毎月家賃を納めている子どもの方が、 未成年扱いを求める大きな子どもより、 親はストレスを感じにくいとか。 金額は夫婦間や親子間での交渉次第ですが、世帯主の正当な権利です。 水道光熱費・家事込みにするか、家事を手分けする分減額するか…。 あなたなら、どうしますか? 





